恋は、人間の感情のうちで 最も勇敢な性質をもったものの一つだ。 どんな地位や階級の堡塁でも、 それは一閃の火箭をもって打砕いてしまう
希望は人間の胸中の尽きせぬ泉だ。 人間は幸福ではない、 然し常に将来に幸福を期待する存在なのだ
人間は初めて呼吸した瞬間に、 死ぬべき素質を受け取るのだ
友情とはなによりまず確信なのであって、 そこが愛とはちがうのだ。 それはまた敬意であり、ひとりの別の存在を 全面的に受け入れることである
いいえ、感情というものは それぞれにふさわしい用語をもっているのです。 べつの言葉を使うことは、 表現しようとする思想をいつわることです
無知から経験へ。 それが人間というものだ
人は熱狂しないでは 偉大なる真実にまで到達しない。 冷静は議論するけれども創意しない。 ほんとうの哲学者になるには 恐らく的確と同じくらいの火を必要とする
すなわち、絶えず使いなじむと、 ことばは事物の真理から はるかに遠い思念へ人々を魅了することである
私はこのような、目よりも心で見る ちょっとした無言の内輪の場面だの、 歩いている傍で演ぜられる、 一つの身ぶりが全生活を教えてくれるような、 街頭の無言劇に、いつもたいへん興味を覚えた
美しいものには、相反するものの さまざまな一致が含まれているのだが、 とくに瞬間的なものと永遠なものとの 一致が秘められている
欲望は悪いもので、いつわるものである。 だが、しかし、欲望がなければ、 人は絶対の真理も、真に限りないものをも 求めることはしないだろう。 一度は欲望を通ってこなければならないのだ
すべての人間には聖なるものがある。 それは人格ではない。 その人の固有の人格でもない。 聖なるものとは、端的にその人、その人間である
人間は微笑を浮かべるたび ――いえ、哄笑ということになれば いちだんとそうにございます ――それだけこのつかの間の人生に 何かが加えられるということでございます
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