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NO,311 一遍
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阿弥陀仏の名号を称え、
一切衆生に流動すべし
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臨終のことば
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生ぜしも独りなり
死するも独りなり
されば人と共に住するも
独りなり
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六道輪廻の間には
ともなふ人もなかりけり
独りむまれて独り死す
生死の道こそかなしけれ
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『百利口語』 一遍上人語録
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花のことは花にとへ。
紫雲のことは紫雲にとへ
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『一遍上人絵伝』
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没後のことは、わが門弟におきて
葬礼の儀式ととのうべからず。
野にすててけだものにほどこすべし
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『一遍聖絵』
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NO,312 尾崎一雄
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この頃、永生なんかどうでもいいと思うようになった。
どっちでもいいのである
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『梵鐘再建』
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だがしかし、諦め切れぬ人間が、
次から次と積み上げた空中楼閣の、
何と壮大なことだろう。
そしてまた、何と微細繊巧を極めたことだろう
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『虫のいろいろ』
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NO,313 武田泰淳
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自分の弱みをさらけだすまで生きのびなけりゃ、
自分というものはわからんからね
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『耳』
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恥多き我が半生に ふと思う
生き恥さらしてなお
人は生きねばならぬ
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NO,314 斎藤茂吉
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僕等はいつも高いものと深いものとを目がけて、
常に寂しい心を持っていねばならぬとおもうが
どうであろうか
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『冬夜漫筆』
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ただ作家の道はそういう法力によって
悟入するものではない。
歩兵の如くに執拗に歩くことによって
おのずと悟入するものである
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『短歌道一家言』
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NO,315 長与善郎
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とにかく僕は何かひとつの道に徹底したいよ。
差し当たり僕はどうもその事を願わずにはおられない
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『青銅の基督』
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NO,316 有島武郎
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お前たちをどんなに深く愛したものがこの世にいるか、
或いはいたかという事実は、
永久にお前たちに必要なものだと私は思うのだ
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『小さき者へ』
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それは生きてる人間ですもの、
こっちの隅あっちの隅と
小さな事を捕えて尤めだてを始めたら
際限はありませんさ
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『或る女』
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死――死も亦生に貢する
一つの流れに過ぎないのだ
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『草の葉』
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私は私自身を何者にも代え難く
愛することから始めねばならない
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私にとって巳み難き要求なる
個性の表現の為に、
あらゆる有縁の個性と私のそれと
結び付けようとする厳しい要求の為に、
私はあえて私から出発して行こう
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NO,317 溝口健二
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今、あなたがやっと私の思うお方になって下さった。
と、そう思った時、
私はもうこの世の人ではなくなったのです。
これが世の中というものでしょうねぇ
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映画 『雨月物語』
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NO,318 モリエール
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どこへ行ったって、わたしの用にゃ変わりはないよ。
とりもちをしたり、走り使いをしたり、
生まれ持った才覚でなんとかうまくやって行くだけさ
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『守銭奴』
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考えてもみてください。
あなたの生命力の根源は、
あなたご自身のなかにあるんですよ
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『病は気から』
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とんでもない。無事平穏な恋なんて、
いっこうつまらんものですぜ。
人生には波ってものがありますよ
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『スカパンの悪だくみ』
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しかし、人間のやり口が公平でないから、
君が社会から離れたというのは、
どうも我が意を得ないな。
人間にそういう欠点があればこそ、
我々はこの世の中に生きていて、
我々の哲学を練る道が見出せるのだ
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『人間ぎらい』
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議論なんか、いくらしたって物事が
はかどるもんじゃありません。
行なうべし、言うべからずですよ
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NO,319 花田勝治
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土俵のけがは
土俵の砂でなおしてゆくんですよ
けがをするたびに休んでいたんでは
勝負師にはなれませんね
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初代若乃花関
『日経新聞』
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NO,320 野口雨情
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しゃぼん玉消えた 飛ばずに消えた
生まれてすぐに こわれて消えた
風々吹くな しゃぼん玉飛ばそ
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『しゃぼん玉』
夭逝した娘へ捧げた詞
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